症例写真
白石矯正歯科では「クオリティの高い治療」を提供しております
(写真は全て矯正治療のみでの治療結果であり、当院では外科矯正は行っておりません)

叢生(がたがた)+正中のズレがある症例
治療法:表の矯正(T21ブラケット)
左右の顎顔面の非対称と、歯の位置の非対称を伴うケースです。

治療前




治療後(2年6ヶ月後)




治療開始時








検査時セファロ分析側貌:上下顎とも前突しており、叢生もあります。分析値からも抜歯対象症例です。

正貌セファロ分析:左右の非対称が骨格的にも、歯槽的にも存在し、特に顎の中での上下の歯の位置に、下顎前歯一本分の左右のズレが認められるので、かなり強い非対称といえます。

検査時パノラマレントゲン:特に小臼歯部に叢生があり、8番(親知らず)も埋伏しています。8番と7番の接触部分に吸収が若干あるような所見が認められます。

検査時顎関節:非対称のケースによくみられる、顎関節の変形や、CO-CRの不一致、位置の不正が認められます。

治療後のセファロ分析:前歯の位置、傾斜、Eラインなど、改善が認められます。

治療後のセファロ分析正貌:非対称が解消されております。

治療後のパノラマレントゲン:上顎8番は抜歯済み、下顎8番は後方余地に余裕がでたので、今後抜歯を行う予定です。

治療後の顎関節レントゲン:CO-CRの一致、顎関節位置の改善が認められます。

治療中のパノラマレントゲン:歯根吸収もなく、パラレリング(平行性)も確保されております。

※治療費の目安
小児の矯正
40万円〜45万円(+税)
成人矯正(表の装置)
80万円〜95万円(+税)
舌側矯正
125万円〜139万円(+税)
トータルフィーシステム(定額制)なので毎回の処置費は0円です
治療期間が延長してしまっても追加の費用はかかりません
(治療費は症例の難易度によって算定しますので、上記金額をこえる難症例も稀にあります)
(患者様の個人的なご都合で治療期間が延長する場合は追加費用が発生いたします)

矯正治療中に起こりうるリスクと限界
矯正治療は治療に対する知識と患者さんの協力により良い結果を生むことができます。良好な 歯並びと噛み合わせを得るために、身体の治療と同様に矯正治療にもいくつかのリスク及び限界 があることを知っておかなければなりません。なお、以下12項目の内容は年齢によっては関係の ないものがありますので、関係のある項目のみ説明がありますが、御参考までに必ず一通り目を 通してください。
1,歯の痛み 矯正治療開始後歯の痛みを感じることがありますが、歯が動くときの生理的な反応ですのでご心配はいりません。痛みが強い時は市販の鎮痛剤をお使い下さい。
2,虫歯・歯周病・歯の脱灰
矯正治療中きちんとブラッシングを行いましょう。歯垢(歯の汚れ)を取り除くことが非常に重要 です。また、甘いものやスナックなどの間食は避けたほうがいいでしょう。

3,違和感 装置が入ってから慣れるまでの間、装置の違和感がありますが、数日で慣れます。粘膜の弱い方 は頬粘膜、口唇、舌に口内炎ができることもあります。
4,発音障害
特に裏側の装置で治療する場合、サ行、タ行、ラ行が話しにくくなりますが、約一ケ月程で慣れ ます。

5,歯肉退縮 特に成人の場合、治療中に歯ぐきがさがり歯根が露出することがあります。ブラッシング時 の過度な横磨きに注意しましょう。
6,歯髄炎 ごくまれに歯の移動中、様々な原因により、歯の神経が痛むことがあります。
7,歯根吸収 治療中、歯根が短くなることがありますが、健康な条件下で起こる場合何の障害もありませ ん。しかし、将来口腔衛生が十分に行われずに、歯周病をひきおこした時、歯の寿命に影響 することがあります。
8,顎関節症 すべてのケースで起こるわけではありませんが、治療中に開口障害、頭痛、耳鳴り、咀囎筋の硬直 などをおこすことがあります。
9,顎の外科処置 上下の顎のずれあるいは成長に伴う顎の不調和や、治療中の協力が得られない場合には、 矯正治
療のみでは治療不可能なので、外科処置を併用します。
10,後戻り 歯は治療前の位置に戻る傾向があります。抜歯した部分に隙間がでることもあります。そのため、 装置除去後リテーナーやポジショナーを装着し後戻りを最小限に抑えます。私達は治療の基準を高 いところに置き、いくつかのケースでは後戻りに対しオーバーコレクションという便宜をはかりま す。
11,妊娠出産 妊娠中はホルモンバランスが変化し、はぐきが腫れやすくなり、骨の代謝にも変化が起こる ため、妊娠中に矯正治療を開始することは避けたほうがよいでしょう。
12,吹奏楽器 吹奏楽器は様々な歯への悪影響が報告されています(歯並びが治りにくくなる、かみ合わせ が安定しなくなる、矯正治療後も歯並びが悪くなる、等)。現在吹奏楽器を日常的に演奏 している方は注意が必要です。状況によっては吹奏楽器の演奏を控えた方がいい場合があります。